西地区福祉委員会 憩いの家

2023年8月25日(金) かんたん手作りカフェ

西保健福祉センター保健師の柴田さんにお話を伺いました。テーマは「夏における健康、脱水症や熱中症について」です。35℃を超える気温がこれほど長く続いた年はあっただろうかと思いますが、連日何処かで救急車のサイレンの音を聴きます。この夏は異常気象で、日本と緯度が同様及び北側のヨーロッパやアメリカの国々でも40度を超える気温のところも出てきていますから、日本も要注意です。

先ず、脱水症&熱中症の冊子を見ながらの説明を受けました。

①年齢とともに、体液の割合は減少します。

★小児80%、成人60%に比べ、高齢者は50%です。

★体液=水+電解質(塩分など)で、できています。

★体液の働きは、1.体温調節、2.身体に必要な栄養素や酸素を運び込む、3.カラダに不要な老廃物を運び出す

★体液が失われると、脱水症に陥ります。

②高齢者が脱水症になりやすい理由

1.体液をためるタンク(筋肉)が少ない、2.飲んだり食べたりする量が減っている

3.のどの渇きや暑さに気がつきにくくなる

③脱水症のサインを見逃さないで!

1.握手してみる⇒手が冷たければ疑わしい

2.ベロを見せてもらう⇒乾いていたら疑わしい

3.皮膚をつまんでみる⇒皮膚がつままれた形から3秒以上戻らなかったら疑わしい

4.親指の爪の先を押してみる⇒赤みが戻るのに3秒以上かかれば疑わしい

5.わきの下を確認する⇒乾いていたら疑わしい

④規則正しい食生活と水分補給を!

★1日8回を目安にこまめな水分補給を⇒1.起床時 2.朝食時 3.10時ごろ 4.昼食時 5.15時ごろ 6.夕食時 7.入浴前後 8.就寝時

★水分補給方法は年代によって異なります⇒高齢者はこまめに水分補給をしましょう。介護が必要な方には、介護者が、定期的に水分を摂取させるように心がけましょう。

⑤熱中症にならないための注意点

★高齢者では、屋内での熱中症が多く、日常生活の中で脱水症に陥りやすくなります。エアコンも積極的に利用しましょう。

⑥経口補水液オーエスワン

★普段飲むというよりも、何かあった時にこの経口補水液による水と塩分の補給をして、涼しい場所での休憩をしましょう。

柴田さんからは、参加者に冊子「脱水症&熱中症」と経口補水液OS-1、健活アクション!!、早わかり80calの食べ物と運動量、茨木市西保健福祉センターでの体組成測定のご案内のチラシを参加者に配っていただきました。

コーヒーとお菓子のティータイムが過ぎたころ、雷雨が一時的にあり、その間を利用して、柴田さんには参加者からの質問に答えていただきました。

柴田さんが帰られた後に、CSWの新田さんもいらっしゃいました。参加者との交流もしていただいて和やかな会話が進んでいました。

来月の簡単手作りカフェは、講師をお招きせずに、今までの手作りの続きをして作品を完成させたり、折り紙で作りたいものを折ってみようという話し合いをしていました。