西地区福祉委員会 『憩いの家』

2023年12月20日(水)健康すいすい水曜日

 今年最後のラジオ体操とウォーキングの日でした。曇り空であまり陽が射さない天気ではありましたが、参加者7名でウォーキングに出発しました。先週は万博公園の外周でしたが、今回は先々週に続いて阪大構内にまず行って見ようと決めました。ただ、三色彩道の紅葉はすでに終わっているので、今回は阪大構内の違う道を探索してみようということになりました。

 いつものように阪大の北門から入り、さくら環状通りまで来たところで西に曲がり、先々週写真を撮った銀杏の木が今はどうなっているかと行ってみたところ、見事に木には一葉も残っていませんでした。記念に今回も写真を撮りました。

 その後千里門を出ると、構内から外れるので、さくら環状通に沿って歩いて、生物工学国際交流センターの看板がある建物の前を通り、郵便局が見えたところで、中央南通りを東に歩きました。途中まっすぐ行けるのかなあとの疑問も出てきましたが、一人の外国人の学生さんに「このまま抜けられますか?」と聞くと、「行けます。」と答えてくださったので、では!と歩きました。他のメンバーから、「この道歩いたことがあるの?」と聞かれましたが、方向さえ間違っていなければどうにか行けるという感覚があったので、進んでいきました。歩いていると、珍しい救命艇が駐車場のところにあり、眺めてしまいました。「乗ってみたいなあ。」という声に、「閉所恐怖症なのでダメ!」という声もありました。

 植え込みからけやき通りに下りて、前を見ると見たことがあるような木々の様子、又左前方奥には工事のクレーンが見えましたので、方向は間違っていなくて、いつもの阪大病院の方に繋がるさくら環状通りに出るとわかりました。そこから左折して中央通りに出て、阪大病院の方に向かいました。今、通りの名前を書いていますが、家に帰ってから阪大構内の地図をダウンロードして調べているから書けるのであって、ウォーキングをしている時には、方角と勘でただ歩いて目的の方向に歩いていました。

 阪大病院の庭で小休憩を取りました。その時に、落ち葉がたくさん落ちているところを、音を立てながら走っている赤い車を見かけました。何をしているのだろうと見ていると、車体の底で落ち葉を吸い取って、後ろの袋状の入れ物に貯め、そこから違う場所で入れ物の中の落ち葉を下ろし、又別の場所の落ち葉を収集しているようでした。人海戦術で竹ぼうきで集めてする方が、エンジン音もなく静かで芝生を傷めないのではと思ったりもしましたが、人がいないのかもしれません。時々思うのは、こうやってウォーキングをしているような元気な高齢者もいるのですから、お小遣い程度でも頂けたら、喜んでお手伝いをする人もいるのではと!もっと高齢者が年を重ねても活躍できるよう知恵を働かせないと、益々介護や医療などの負担が増え、将来の若者の生活を苦しくするのではと心配します。

 阪大正門の前の、モノレール駅の前の花壇には、色とりどりの植物が植えられています。四角い立派な建物が並ぶ構内でも木々が自然の移り変わりを示していますが、こうした花壇の花々にも癒されます。この花壇もボランティアの方々が手入れをしていると聞いたことがあります。目に見えない人の力で支えられている阪大構内を、散策できましたことに感謝です。

 参加者2人がいきいきサロンのウォーキングに午前中に参加し、北春日丘1丁目から茨木市文化財資料館の往復のウォーキングをしていました。この日は午前午後と合わせて、それぞれの家から3万歩弱のウォーキングです。本来は1日1万歩で十分ですが、それ以上ウォーキングしても効果は同じとの事です。ただ、ウォーキングをすれば健康や健脚になるだけでなく、自然の移り変わりを感じられたり、見るもの聞くものの新たな発見が毎回あります。それは脳への刺激になり、日々の心身の活性化に通じると思います。

 来年1月2月は、憩いの家のウォーキングはお休みさせていただきますが、休みの間も身近なところを歩いてみることを途切れさせないように!そしてまた新たな気持ちで、来年のウォーキングを楽しみたいと思います。良いお年をお迎えください。