西地区福祉委員会 第6回子育てサロン

2024年1月25日(木) 於:茨木市立西公民館

 第6回子育てサロンを10時から実施しました。冷え込みの強い日でしたのでどれだけの親子が参加してくれるか心配でしたが、2組の親子が参加してくれました。1歳の男の子親子と、3歳の女の子の親子です。

 おにクルと西保健福祉センターから保健師さんが1名ずついらしてくださり、お母さんたちの悩みや相談事を聞いて対応をしてくださいましたし、身長体重の測定も実施しました。

 考えてみると、幼児のことは、今では各市町村の保健所等の対応が細やかで、データー化も進んでアレルギーを防ぐ方法、母乳や人工栄養についても随分と詳しく説明を受けられるようになっています。場所によっては、定期的に保健師さんが訪問し、成長を見守ってくれているところもありますから、親や祖母の立場として、娘たちに余計な知恵を施さなくても良いようになっています。自分が初めて子育てをする時には、両方の母親の経験や意見を聞きながら、またご近所のおばさんたちの手助けを得ながら、自分の子に合う方法を模索して子育てをしていたように思います。

 しかし、戦争時代に子育てをしたことや、モノの少ない時に子に栄養を与える工夫をどうやってしてきたか等、親たちの話を聞けたことは貴重でもありました。そうやって命をつないできたのだと思うと、親や自分たちより年上の方々を感謝と尊敬の目で見ていたと思います。

 今回は、何か催しをして子どもたちの気を引く方法ではなく、子どもたちが親から離れておもちゃを使ってどう動くのかを見守り、自由に過ごしてもらう様にしました。子どもたちなりにたくさんのおもちゃを前に、目を輝かせながら動いていました。何もないところでも、子どもは何かを見つけて遊びます。最近、高齢者の仲間たちとともにウォーキングをしていると感じるのは、同じ道を歩いていても何かをキャッチする人・そうでない人、おしゃべりに夢中になって足が遅くなる人・そうでない人等いろいろですが、自分の周りの空間の認識の違い、違いを感じるセンサーの違い、自然への敏感さなど様々です。

 老いによる衰えもありますが、それを防ぐためには、小さい時から五感を働かせ、自分で物事を判断し楽しめることを育んでおくと衰えないのではないかと思います。