西地区福祉委員会 『憩いの家』

2022年11月7日(月)パパママ集いの日

久しぶりのパパママ集いの日でしたから、いつもの外国の女の子がお母さんと一緒に玄関を入った時に、周りを見て少し恥ずかしそうにお母さんの後ろに隠れていました。スタッフがかまうと、笑顔になっていました。お母さんが日本語のお勉強をされている時にも、お馴染みのスタッフがいてほっとしていたのか、自分でおもちゃを見つけて遊んでいました。先ずは両手に鉛筆を持ってお絵かきでした。

動物の絵本を見せて、動物の名前と鳴き声を言うと、口でまねして覚えていきました。もうじき2歳との事ですが、吸収力が見るたびに成長しているように思います。本当に子どもの成長は早いです。

次には、スタッフが昔ご自分のお子さんが遊んでいたままごとセットを持ってこられたのが気に入って、小さな家の中の道具を出して並べていました。並べながら、一人でおしゃべりをしていました。自分の家での様子を思い出しながら物語を語っているのでしょうか?

しばらくして、男の子とお母さんが来られました。朝から女の子に会えるので、早くいこう!と、そわそわしていたようです。部屋に入ると、珍しい小型の家のままごとセットがあるのに気がつくと、すぐそこに行きました。そして女の子がしていたように、家の中のものを出して並べて、やはり日常の家のことを思い出したのか、「おかえりなさい」「行ってらっしゃい」と家の扉を開けたり閉めたりしながらおしゃべりをしていました。女の子は玄関の靴が入っている戸棚を開けて、ゴルフの練習用のゴールとボールを見つけてきました。それを見て、男の子がボールを転がしてゴールに入れる遊びをしていました。

次は、二人でブロックを組み立てるのに、はめたり外したりしていました。男の子がレールを作って先程のボールを転がし始めました。何回も繰り返していて、車も走らせていましたが、車は角のあるところで止まるので、ボールを転がせたりしていました。

女の子もそれを見ていましたが、自分でもやりたくなって、男の子がしていたようにレールにボールを転がしていました。

ところが自分でも違う方法でしたくなったのか、小さいブロックの坂になっているのを見つけて、離れたところでその坂に車を何回も走らせていました。坂になっているところで物を転がすと、ころころと走るとわかったのでしょう。

しばらくすると、庭に出たがったので外に出すと、二人とも喜んで走っていましたが、裏庭の方に行った女の子が服に一杯ヌスビトハギの種を付けてきました。スタッフが必死で取りましたが、よく見ると髪の毛にもついていました。取られるのも面白がっていました。やっと二人が部屋の中で落ち着いて遊ぶようになりましたが、男の子はアンパンマンの絵本を見ながら、本を読んでいるかのようにお話をしていました。女の子はハンコ遊びをして、画用紙の自分の描いた絵にハンコを押していました。終了時間が来たら、玄関に行った男の子を追って女の子が玄関に行き、男の子の靴を持ってきて靴を履かせているスタッフのお手伝いをしていました。きっとお母さんがしているようなことをしているのでしょう。

二人とも、久しぶりに会ったのですが、小さな家のままごとセットを使い、おしゃべりをしているのですごいなあと感心しました。ままごと遊びというのはなるほど日常の生活のミニ版を子どもたちに体験させるおもちゃだったのだと再認識しました。私たちスタッフも毎回お子さんたちを通して学ぶことがあり楽しみでもあります、