西地区『憩いの家』ふれあいカフェ

ふれあいカフェ 2022年6月7日(火)

常連のお客さんに、本日は初めての方が3人いらっしゃいました。1丁目の遠い方からも2名もいらっしゃいました。初めはそれぞれの地域別に分かれて座っておられましたが、話が始まるとどなたもご一緒に歓談をされていました。地域関係の話ばかりでなくて、趣味の話がはずんでおられました。

(スマホの写真を見ながら、地図やガイダンス、それにメモ帳と熱心なお姿です。)

(こちらもスマホでお見せするものを探しておられます。)

それぞれ旅やスケッチにいらした場所の話をされていました。今はスマホがあって便利です。皆さんそれぞれがスマホの写真を見せあいながら、その場所のことを互いが説明をしてメモを取られていました。またそこに関連する場所の紹介から、動植物の話、経験の話へと、いろんな点と点が結び付いて知識が面になっていかれていました。例えば、新聞記事一つの話題からも、中之島の図書館の展覧会の話へ、画家さんの話に、そして指導する方の教育の仕方から、現在の教育現場での教育や生き方についてなど話がいくらでも膨らんでいくのだなあと思いました。

コーヒーは、1口飲んではマスクをするという注意をされていました。

途中からバリスタの方も加わって、想い出の喫茶店の話をしていました。憩いの家のシャンデリアの灯りがとても落ち着いていいムードを作っていますので、さらに音楽を流すというのも雰囲気を作るのにはいいかもしれないと話していました。

バリスタの方にはおいしいコーヒーの淹れ方も教えていただきました。やはり隠し技があるのですね。

一人で来て、黙ってコーヒーを飲みながら本を読んでもいいですか?という質問もありました。勿論です!とお答えしました。友人同士でやってこられて話をするのもいいですが、このオレンジの灯りが落ち着かれるようで、この中で本を読むイメージを浮かべられたようです。

スタッフが会場の片づけの時に、忘れられたスマホを見つけました。お二人で来られた方のもののようでした。ご一緒に来られた方に連絡をしましたら、確かにもう一人の方がスマホをなくされていたと判明しました。家に着く前でしたから、すぐ戻ってこられてスマホをお渡しすることができました。スマホを見せ合ってお話をされている時に、誰がこのスマホを持っていたかをスタッフの一人が記憶していましたので、もう一人に連絡を取ってみましょうとなりました。すぐに気が付いたことで大事に至らず良かったです。話に夢中になっていますから、お帰りの時には忘れ物などがないですかとお聞きするのもいいかもしれません。毎回こうやってスタッフたちが気を付けることが出てくるものです。

コーヒーよもやま話  3~~~~~         

『喫茶店のルーツ』

コーヒーは、初めは実をつぶして脂を混ぜ、団子にして食用にしていましたが、その後、実と葉を一緒に煮て煮汁を飲むようになり、ついで実の皮と種子を天日で乾かして使うようになりました。種子を煎って粉にして使うようになったのは13世紀頃からです。

世界最初のコーヒー店の誕生)はアラビアを起源にイスラム教全土へと広まったコーヒーは、1510年頃、カイロに世界初のコーヒー店を出現させ、1554年には、トルコの首都コンスタンチノープルに『カヴェー・カネス』という著名なコーヒー店を誕生させています。その当時、トルコでは、コーヒー豆を煎り、それを石臼で挽いて煮出して飲む方法が広く親しまれていました。

喫茶店のルーツは無料試飲の店~イギリス・ロンドン~)ヨーロッパにコーヒーが本格的に普及することになったのはロンドンのトルコ貿易商ダニエル・エドワードが、トルコから連れ帰ったパスカ・ロゼにコーヒーを入れさせ、お客に振るまっていたというところから大評判となり、1652年にコーヒー店をオープンしたのがきっかけになりました。異国の飲み物であるコーヒーの珍しさと独特の風味の魅力で大変な賑わいを見せました。

これが近世的な喫茶店の誕生と言われています。しかもこれが、わずか10年で2000件のコーヒー店をロンドン市中に林立させるという、熱いブームの発火点ともなったのです。その頃のコーヒーは依然として煮出しして飲むターキッシュ・コーヒータイプでした。

(出典資料:キーコーヒーセミナー)