西地区『憩いの家』ふれあいカフェ

『ふれあいカフェ』5月24日(火)

玄関には、新緑の季節に合わせて緑の葉の植木鉢が飾られています。いつも季節感を感じるようにして頂いています。庭の花もですが、植物を見たり、鳥の声を聞くことで今の季節を感じることができるのは幸せです。

換気をするために玄関も窓も開けていますから、風が通りさわやかです。

コーヒーを頂く以外はマスク着用をきちんとされて、お友だち同士の会話が弾んでいます。何の話をしておられるのかと思いますが、そこは自由な憩いの家ですから、自分たちの心地よい時間をゆっくりとお過ごしくださるのが一番です。コーヒーはお代わり自由です。おいしいとのお声に応えて、心を込めてご用意をしています。この憩いの家ではBGMは流れませんが、自然の風が通りますし、オレンジ光の電灯の下で落ち着いた時間を過ごせます。

『カフェよもやま話 2』~~~~~

以前、神戸ランプミュージアムを訪問したことがありますが、昔の方々はLEDや蛍光灯の灯りでなくて、ろうそくの灯りや、ランタンの灯りで勉強をしたというのが展示されていました。その少々暗さを感じる明るさの方が、なぜかとても落ち着きました。

明るくしてなんでも見えるようにすると目が疲れます。自分で見るものと見ないでいいものとの選択ができなくなるほど、すべてが目に飛び込んできます。

逆にオレンジ光で照らされた部分だけの世界を見ていると、ほの明るくて、その部分にほんのりと癒されます。

昭和9年にできた喫茶店が京都にあります。【築地】というお店ですが、45年以上前に行ったのですが、今も残っているようです。昔と同じたたずまいとの事です。中が少々暗く、レトロな室内のテーブルとイス、記憶ではモーツァルトの音楽がずっと流れていました。音楽を聴きながら、明るくないから落ち着いて、相手の話もゆっくりと聞ける喫茶店でした。

今回、憩いの家のオレンジ光の中で、そんな昔がよみがえってきました。店内の微妙な明るさが人の気持ちに左右することがあると感じます。