西地区福祉委員会 「6年生を送る会」

2024年2月24日(土)於:西公民館 (お餅つき体験で6年生を送る会)

 3月には西小学校を巣立っていく6年生に、地域との触れ合いの行事として、お餅つき大会をしました。コロナ禍の数年の間に、私たち福祉委員も餅つきの仕方を忘れていることもあって、以前のレシピを参考に、前日に担当部の方々が必要なものを準備され、男性の福祉委員は、春日丘八幡宮に餅つきの道具を借りてきてくださいました。

 当日はお天気に恵まれ、早朝にお湯を沸かし、前日水につけていたもち米を蒸しました。お餅の中に入れるあんこを丸めたり、きな粉と砂糖を混ぜたり、砂糖醤油を作ったり、大根おろしのしょうゆに漬けたものとポン酢に漬けたもの等を準備しました。

 公民館の2階では、お餅づくりの準備中に冨宅委員長が、餅の歴史・道具・餅のつき方についての説明を子どもたちとお母さんたちにしました。

 西公民館長の浦野さん、ソフトボールの方々やレッツの方々も手伝ってくださって、いよいよ餅つきが始まりました。辰見直子市議会議員もお父様の元市議会議員の辰見登氏といらっしゃって、お手伝いをしてくださいました。自治会や子ども会がどの地域でも縮小気味になっていますが、地域の方々が交流する機会がこういう行事を通じて広がると良いと思いました。

 校長先生と担任の先生もいらっしゃって、子どもたちと一緒に楽しく交流されていました。自主防災訓練の時にも感じたのですが、次世代の子どもたちに私たちが伝えなくてはいけないことはたくさんあるので、学校も地域ももっと協力していくことが望まれます。チラシの配布は、学校から子どもたちにしていただいたのですが、お母さんで知らない方もいたようですから、子ども会の方にもお知らせしたり、掲示板でお知らせするなり、工夫が必要になってきています。

 餅についての説明会が終わって、子どもたちとお母さんたちも石臼に杵で餅つきをしているのを興味深く見学されていました。つきあがった柔らかいお餅が丸められたのを、子どもたちとお母さんたちは並んで自分の好きなお餅をお皿に乗せていました。意外と人気のあったのは砂糖醤油でした。トロリとしていて、みたらし団子のかけ汁のようになっているのがおいしいと子どもたちは話していました。またそれに海苔を巻くとさらにおいしかったようです。つきたてのお餅がこういうものだと知らない子もいたようですから、良い経験になったと思います。

 お父さんやお母さん、そして子どもたちも、お餅をついていました。意外と杵が重いし、振り落とす力が出ないので、「もっと元気よく!」と声を掛けられながら何回もニコニコしてついていました。最後にはアミエビを入れてつくと、ピンク色のお餅になりました。海苔を巻いたり、明太子マヨネーズをつけたらおいしいと子どもたちは喜んでいました。

 10個近くお替りした子もいましたし、餅つきを何回も挑戦しているお父さんもいらして、満足していただけたようです。こうした行事は、地域の方々の助けがあってこそ開催できます。どの行事もですが、多世代の人々をつなぐきっかけとしてこの先も残っていけばよいなあと願っています。