西地区福祉委員会 子育てサロン

2024年5月15日(水) 於:西公民館

今年度最初の子育てサロン開始です。昨年度は木曜日に開催していましたが、今年度は他所との曜日の調整から基本水曜日開催となりました。果たしてどれだけの親子が来てくださるかと心配でした。子育てのボランティアの方々、保健師さん、社会福祉協議会の三尾さんもいらっしゃって、早く来てくれないかなあ、とスタッフ一同祈る気持ちでした。

最初の1組の親子が来ました。2歳前後の男の子とお母さんです。前にも来てくださったことがあり、うれしいリピーターです。好奇心いっぱいの男の子は、まず車という車のおもちゃをすべて試していました。滑り台をするときにも車のおもちゃを手にして滑っていました。

スタッフの一人が、図書館で借りてきた絵本を並べていましたら、それに気が付いて絵本を開いていました。お母さんにお聞きすると、絵本が大好きで、何回も何回も同じ本を繰り返し見ているそうです。自分で開いてみたり、お母さんと一緒に見て、『いないいないばあ』の絵本では、自分でページをめくりながら『ばあ!』と声を出していました。お母さんと一緒に、普段から絵本を楽しんでいるのがわかります。

しばらくして、子育てサポーターさんが興味深いことで男の子を誘導してくださいました。①ふわっとした布地を頭に乗せてみて払いのけること、②スタッフが作ったトンネルをくぐっていく遊び(男の子が自分一人でもトンネルをくぐっていくほど、自発性を見せてくれた動画があるのですが残念!どうしても顔を表したり、背中に張った名前を消せないので、載せていません。)、③エプロン絵本(音楽に合わせて『はらぺこ青虫』の絵本を立体化)、④いちごを探す(音楽に合わせて、いちごを探しに行くアヒルちゃんの物語を紙で表現)、⑤絵本の仕組みを教える(幼児の絵本はページをめくると自然に次のページが上がってきて、幼児が自分でページをめくれるようになっています。)本当に盛りだくさんの遊びを用意してくださり、男の子はどれにも興味を見せて、能動的に参加していました。

最後に、保健師さんのお話があり、困った時にはどこに相談をしたらよいか等教えてくださっていました。1組の親子との時間でしたが、私たち福祉委員も、子育てサポーターさんのとても楽しい子どもとの遊びの数々を一緒に楽しむことができました。お母さんも男の子もとても満足された表情で帰って行かれました。

終了後、スタッフ間のふりかえりの中で、10年以上?それ以上前の西地区子育てサロンでは一時は30組の親子がやってきて、公民館の中がいっぱいでにぎやかだったと話が出てきました。最近では親子の料理教室やミニ観葉植物の寄せ植えをした際に、数としては少ないですが、5人の子どもが集まることもありました。また、ピアノを使って弾き語りのようなことをしてくださったボランティアの方の時には幼児がピアノに興味を持って、音を鳴らしていたという話も出たので、「何かイベントをしないといけないかな…」「ピアノを弾ける方を頼もうか」など福祉委員の間で案を出し合いました。

ただ、子育て世代の現状を考えると、世の中の動きも変化しているということも事実です。0歳児から保育所に子どもを預けて働く子育てのパパママも多くなっています。そういう世の中での子育てサロンの在り方も、今後しっかりと考えていかないといけないのではと思いました。