大阪北部地震から5年目を迎えて

平成30年6月18日7時58分、大阪府北部においてマグニチュード6.1の地震が発生し、大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市で震度6弱、大阪府、京都府、滋賀県、兵庫県、奈良県の一部市区町村で震度5弱以上が観測されました。(内閣府「令和元年版 防災白書」より)

その後、台風21号の襲来も重なり、茨木市でも家屋の倒壊、屋根瓦の破損による雨漏りといった多数の被害がありました。

茨木市社会福祉協議会では、地震発生翌日から災害ボランティアセンターを市の要請により立ち上げ、多くのボランティアをお困りになられている方々へおつなぎし、災害支援の現場を支えていただきました。本当にありがとうございました。

その経験を基に本会では、毎年災害ボランティアセンター運営シミュレーション研修を実施しています。

→シミュレーション研修実施の様子

 

昨年度は、災害ボランティアセンターのシミュレーション研修の他、以下の内容についても取り組みました。
・災害ボランティアセンター運営マニュアルの見直し
・災害ボランティアセンターのパンフレット改定
・災害時のBCP(事業継続計画)の作成検討
地区保健福祉センターや各地区との連携 等

→令和4年度の取組の様子

災害支援を経験していない職員も増えてきたため、研修を実施することの重要性は増大しています。
地区の皆さまと意見交換をすると、「災害ボランティアセンターがあったなんて知らなかった」「知ってたら頼んでいたのに…」などの声もあり、まだまだ周知・啓発不足を実感します。

今年度は、災害ボランティアセンターの周知・啓発や、多機関との連携強化についての話し合いも進めたいと考えています。

防災、減災には住民同士の顔の見える関係が大切なことになります。そのためにも地域福祉活動の推進について住民の皆さまと一緒に考え、取り組んで参ります。