1.17を迎えるにあたり社協では
「阪神淡路大震災での経験を忘れず、みんなで作り上げる災害ボランティアセンターの運営と新たな取り組み」
阪神淡路大震災から27年が経過します。その間私たちは、東日本大震災をはじめとする数々の自然災害を目の当たりにし、また平成30年には大阪北部地震も直に経験し、命の尊さや人と人とのつながり、防災への意識等を見直してきました。
そして今年も「1.17」を迎えるにあたり、茨木市社協でも新たな災害ボランティアセンターの運営や機能強化等について考えていきます。
*今年度開設された「茨木市東保健福祉センター」に社協職員が配置されたことで、災害ボランティアセンターのサテライトとしての機能も持たせられないかを考え、今月1月31日にシミュレーション研修会を開催します。実際に災害ボランティアセンターからや地域で被災時のニーズがあがってきた時に、保健福祉センターと災害ボランティアセンターがどういった連携の下で支援が出来るのか、お互いの役割も確認しながらスムーズな支援に結び付くよう考えていきます。
*また同日には、並行して茨木市社協内でも、災害ボランティアセンターの運営についての見直しを行っていきます。茨木市内・外のボランティアに、どのようにセンターの運営に参加してもらうか、被災時のニーズの吸い上げやボランティアの調整に関する方法の改善点は何か、最低限常備しておく備品は何か、そういった様々な課題をシミュレーションの中で確認し、「災害ボランティアセンター運営マニュアル」の改訂も進めていきます。
生活の個人化や少子高齢化が進んで地域のつながりが希薄になり、コミュニティの地盤が弱まってくると災害が起こった時に被害はいっそう大きくなると言われ、反対に人のつながりが強ければ回復力が早いと言われています。
そういったことから、今後も地区福祉委員会活動を通じて地域福祉の推進と人と人とのつながりをより強くし、災害時の困りごとの吸い上げやその際の支援をよりスムーズに行い、自然災害による被害を最小限に抑えられるよう努めてまいります。