西地区福祉委員会 子育てサロン

2022年6月23日(木)於 西公民館

西地区福祉委員会の今年度最初の子育てサロンを、西公民館で開催しました。朝から蒸し暑い日でしたから、はたして来てくださるかと心配をしていましたが、3組の親子が参加してくれました。2歳児の男児1名とお母さん、1歳半少し超えた女児2名とそれぞれのお母さんでした。男児は初めお母さんから離れませんでしたが、女児1名が来られると、そろそろと手押し車のおもちゃを押して走らせていました。動くおもちゃを相手にする時には、表情がいきいきしていました。またイエメンの国の女児とお母さんが参加して3組になると、女児の方が俄然活発になりました。で男児は、お母さんに引っ付き出しました。

女児の一人は手押し車に小さなボールを入れたり出したりしながら遊んでいました。イエメンの女児はボールに興味を持ちましたが、滑り台の方にも興味が移り、おてんばさんのところも見せていました。

男児は、女児たちの活発なことからお母さんの所にまだ引っ付いていました。お母さんは、社会福祉協議会の方ともお話をされながらあやしておられました。女児たちは、早々にお互いそばに寄って行きました。若いお母さんたち同士も英語でお話をされていて、国際交流です。

遊びのボランティアさんたちの楽しい時間が始まりました。パンダの絵から始まって、雨が降り、アジサイの花が現れ、カエルも出てくるお話には、どのお子さんも集中していました。自然とその画面の方に歩み寄って行ったり、指をさして声を出したり、見せてもらっているものの裏を探ってみたり、好奇心の塊の子どもたちでした。

音楽に合わせての動作には、どの子も嬉しそうにお母さんと一緒になって楽しんでいました。

『小さなねこ』の絵本の時には、お母さんから離れて、女児たちが声を発しながら絵本の先が気になるようで、自分でページをめくろうとしていました。イエメンの女児も、片言日本語の単語を話していました。まだ1歳7カ月なのに、いろんな言語の世界にいるのでしょう。良い経験をしていると思います。

ボランティアさんの楽しい時間が終わると、それぞれ子どもたちは好きなおもちゃで遊んでいました。女児同士は時々自己主張を表していました。と言ってけんかにならずにうまく流れていくのが不思議です。お母さんたちは社会福祉協議会の方たちやスタッフに心配事を話されていましたが、一人のお母さんが、コロナで長いこと人と触れ合う機会がなかったので、今日はうれしいですとおっしゃっていました。お一人は、先日憩いの家にも来られたのですが、子どもが嬉しそうな表情を見せてくれたのが良かったので、こちらの方にもやってきましたとおっしゃっていました。私たちスタッフにとって、とてもうれしい感想です。

次回は、7月28日(木)です。「また来ます。」というお母さんたちとまたお会いできるのを楽しみにしています。