西地区福祉委員会 『憩いの家』

2023年1月27日 金曜日の健康講座

西保健福祉センターの保健師の柴田陽子さんが講師で来てくださいました。

内容は【食の健康】の最終回で、家庭の塩分濃度のチェックがあり、各家庭での塩分の摂り過ぎに気を付けてという内容でした。

1日6gを目標に塩分の摂取を控えて、脳疾患等にならないよう気を付けたいと思いました。

良い味加減を、「いい塩梅」と言いますが、元来は「えんばい」が転じた言葉で、調味のための塩と梅酢を意味しています。塩は、おそらく人間が食べ物をおいしくするために最初に使った調味料で、古今東西ほとんどの料理に塩が使われています。

一般人がおいしいと感じる塩の量は、汁物では0.7~1.0%、煮物では0.8~2.0%といわれ、他の味に比べ許容範囲が狭く個人差も少ないのが特徴です。美味しさとは、塩味はもとより、様々な味、香り、色、歯ざわりや舌ざわり、温度、見た目、さらには体調、雰囲気など、様々な要因が関係しています。ですから、人がおいしいと感じることは科学的にはたいへん複雑な話です。

さらに、健康から考えると、塩分の摂り過ぎは高血圧に強く関係しています。食塩の摂取量が多いと血圧は上がります。食塩は血圧を上げることによって脳卒中や心臓病の危険性を高めますが、血圧への影響以上に心臓や血管に悪影響を及ぼすことが分かってきました。また食塩の摂り過ぎは腎結石や骨粗鬆症、胃がんなどの病気にも関係しています。

では減塩のためにできることは?

1.塩分摂取量を積極的に減らす。

2.調味料を使いすぎない。

3.汁は残すか少し飲む程度にする。

4.外食の際も減塩を意識する。

5.カリウムを多く含む野菜や果物を摂取することにより、体内ナトリウムの排出を心がける。

6.カルシウムが豊富な食品を摂取する。

健康は身近な食生活から作られると言っても過言ではありません。今日からでも実行したいと思います。