西地区福祉委員会 『子育てサロン』

2022年10月28日(金)〈親子でお料理を楽しもう!〉

久しぶりの西公民館での子育てサロンです。今回は、福祉委員が小さなお子さんを見守って、いつも子育てでストレスを抱えているお母様たちに、ちょっとしたミニ料理で和やかな空気を楽しんでいただけたらという企画です。

参加者が来られる前の準備の様子です。先ず換気をして、机といすを片づけてマットを敷きます。そしておもちゃの消毒をします。

予約されていた方がいらっしゃらないなあと思っている時に、予約されていない8カ月の女の子のお子さんとお母さんがまず来られました。お母さんから離れたら、人見知りをするかなあと様子を見ていましたが、マットの上に置かれたら、周りの福祉委員たちを眺めていたと思ったら、もう慣れてしまい、気に入ったボールに手を伸ばしていました。次に3歳5か月の男の子とお母さんが来られました。初めは、お母さんの後をついて歩いていましたが、おもちゃを見るとマットの方に座っておもちゃを触っていました。ふと気づくと、女の子は、社会福祉協議会の石丸さんが気に入ってしまって、目でその姿を追っていて、そばに石丸さんが来てくれるとにこにことしていました。

お母さん同士が仲良くお話をされていました。男の子は来年から沢池幼稚園の3年保育に行きますとの事でした。幼稚園や保育園の情報は、世の中の子育て世代の状況を示しています。1年、2年、3年保育と市立幼稚園も変化していっているのでしょう。子どもたちは、それぞれが気に入ったおもちゃに近寄って、まずは一人で遊んでいました。男の子は、最近ブロック遊びをしなかったのに、今日は熱心にしているとお母さんは驚いておられました。女の子は数あるボールの中で緑色のボールを手に持つので、聞いてみると緑が大好きですと、お母さんがおっしゃっていました。

ブロックで家を作って、さらに男の子が縦にブロックを積み上げて何かを作ろうとしていました。そこへ女の子がじわじわとはっていきました。そしてブロックを手に取って壊しだしました。どうするかなあと思って見ていましたら、男の子は、自分の後ろの方で積み上げだしました。壊されても怒ることもしないで、我慢していました。いつも男の子が何かしようとするとお姉ちゃんが先に取ってしまったりして、できないことが多いようですが、ここでは自分より小さい子に優しい態度で接していると、お母さんがお子さんの姿に感心していました。

男の子は体重身長測定に乗り気でなかったので、女の子の体重身長測定が行われました。結果については、保健師さんが順調に成長していることを説明されていました。男の子のお母さんとは、保健師さんはまず聞き取り調査をされて、アドヴァイスをされていました。子どもたちがだいぶ慣れてきたので、調理室に移動して、親子でできるミニ料理教室を始めました。

西公民館実行委員のお料理教室の加藤さんが先生で、電子レンジを使ってできるかぼちゃプリンの作り方を教わりました。

女の子は福祉委員が抱いて、お母さんがフリーで作れるようにしました。女の子は抱かれながら、社会福祉協議会の石丸さんを見るとにこにこ!石丸さんもあやしておられました。お母さん以外の人に抱かれても平気で楽しんでくれました。

男の子と、二人のお母さんは料理をしました。かき混ぜたり、卵を割ったり、器に注いだりと、お母さんたちの手伝いを得ながら、男の子はどれも失敗せずにできました。みんなに良くできたね、上手上手と褒められて、ご機嫌でした。お母さんの話ですと、卵を割るのが好きで、普段でもさせてもらうのですが、やはりお姉ちゃんが直ぐにやめさせようとするらしく、今日はこんなに自分がしてみたい料理をさせてもらえて喜んでいますとおっしゃっていました。男の子はとても器用で、どの作業をする時も笑顔でニコニコでした。

危ない、こぼしたり、壊したりするからダメ!というのでなくて、お母さんと一緒に自分もできるようなことを少しでも参加させてもらえるのはうれしいのでしょう。普段忙しいお母さんたちが子育てをする中のお料理は、早く早くが基本になってしまいますから、余裕がないですが、時々子どもと一緒にこんな時間を持つのも良いかもしれません。

プリンが出来上がるのを待つ間、また遊びました。男の子は、お料理でとても気分が良かったのでしょう!自分から体重身長測定の場に行ってくれました。

女の子は、はいはいしていたのですが、気がつくとおもちゃをもってつかまり立ちをしていました。お母さんは調理室だけれど、このことを教えてあげなくていいのかなあと、福祉委員たちもびっくりしていました。

プリンができたという知らせがあって、福祉委員が会場を会食ができるように片づけ始めましたら、男の子が片づけを手伝ってくれました。

少食の男の子が、今日はプリンをこんなにも食べてくれたと、お母さんは喜んでおられました。女の子も少しずつ食べていました。お母さん同士で、子どもたちと出来上がったプリンを食しながら、お話も弾んでいました。それぞれのお子さんたちに、目に見える成長があり、お母さんたちもですが、私たち福祉委員たちも本当にうれしい子育てサロンでした。