西地区『憩いの家』子育て集いの会

パパママ集いの月曜日 2022年6月20日(月)

6月としては2回目、第3週月曜日の『パパママ集いの日』でした。サポーターの方と社会福祉協議会の方を含めて7名が、子どもたちが来てくれるかなあと待ち遠しい気持ちで準備していました。

前回いらした2歳児の男児とお母様や、今回初めての1.5歳児の女児とお母様がいらしてくれました。子どもの姿を見た時のスタッフたちのうれしそうな声を聞くと、みんな子どもが好きなのだなあと思いました。今回ひょっとしたら、外国の方の親子が来られるかもという事でしたが、お子さんのワクチンの接種で来られなくて残念でした。

どんなものを子どもが喜ぶのか不安でもありましたが、女児のお母さまが家で使用している柔らかい積み木状のものを持参してくださいました。先ず男児は、前回自分が使用して気に入っていた椅子を引っ張り出していました。そこに柔らかい積み木を乗せて積み上げていました。今回発泡スチロールの丸いボールをお持ちしたのですが、女児のお母さまが、アンパンマンや豚の絵を描いてくださったので、それが男児も女児もなんだか挨拶代わりになったようで、すぐに打ち解けました。アンパンマンは、40年以上前から存在していますが、いまだに子どもたちの中に生きているのも感じました。

男児が積み上げたのを、女児が壊してみたり、お互いがそんなことをしながら少しずつ親を離れても平気で一緒に遊ぶようになりました。前回大はしゃぎで跳びはねていた男児が、今日は女児がいることで走り回ったり、飛ぶこともなく、同じ空間でお互いが邪魔にならない距離感を保っていました。半年ぐらいお兄ちゃんになると、こういう気づかいができるようになるのかなあと感心しました。

音楽をかけると喜ぶので、ラジカセの子ども向けの音楽を鳴らすと、男児は機械ものに興味津々!CDが入っているところのふたを押すと、急に止まるのを発見すると、何度も試みていました。しまいにはラジカセを持ち上げたりするので、スタッフも大慌てでした。その後ふとこちらに目が来たと思ったら、タブレットで写真を撮っていたのですが、それを貸してというので、画面を反転させて、男児の顔が映るようにしたら面白がって、さらにあちこちのスイッチを触って連写もしていました。これはたまらんと本スイッチを消しましたら、やっとタブレットを触るのを諦めてくれました。

今のお子さんは親がスマホを持っている家庭が多いので、0歳児からも指で画面を触って、自分の画像が出てきたらキャッキャッと言って喜ぶような時代です。指先を使って物づくりをするよりも、指先を使ってタブレット等で検索をして調べ物も簡単にする小学生の姿を見ていると、物事のスピードが速まっていきます。また物知りになって世界が広がるようでもあり、逆に行動範囲が狭くなっていくこともあるかもしれない等、私たちがついていけないような時代になっていくのではないかと思いました。

スケッチブックを持参したのですが、どうかなあと思って見ていますと、女児がページをめくっていました。何回もしていたので、鉛筆を出したら、お母様が右手で持たそうとされました。見ていると女児は両手を器用に使えるのが分かりました。両方に鉛筆をもって両方で書いたり、右手に持ったり、左手に持ったりしながら書いていました。そこに男児が来て同じように面白がって書き出しました。鉛筆の先をトントンと点を作っていくのを見ていた女児が、マネして同じようにしていました。女児はとても集中力があって、何ページも線や点を書いて楽しんでいました。これはこの年頃の貴重な記録になると思ったので、書かれたページをお母さまにお渡ししましたら喜んでおられました。子ども時代のお絵かきは、その時にしか書けない味わいがあります。孫が赤ちゃんの時に、長女が見つけた、孫が口に入れても毒でないハチミツでできたクレヨンを孫に与えていました。危ない、口に入れてはダメ等の禁止されない楽しみがあったのか、結構面白い絵を描いていたので、ハチミツクレヨンがあることをお二人のお母さんにお伝えしました。

途中、汗だくになって遊んでいるお子さんを見て、水分の補給をしていただいたり、大人の方も水分の補給をしました。本当に蒸し暑い日でしたが、子どもは暑いしんどいというしぐさを見せることなく遊んでいました。しばらくすると男児が女児に「かわいい!」と言って、頬を触ったり、一緒に顔を見合わせてにこにこしていました。とても微笑ましい光景でした。

しっかりと二人で遊んだ子どもたち、お片付けという言葉を聞くと、男児は自分が出した椅子をしまったり、やわらかい女児のおもちゃをお母さんと一緒にきちんとしまっていました。第三子との事ですが、上の子の姿を見ているのでしょうか、どうすることがいいのかをきちんとわかっているようで頼もしいと思いました。

いつまでも名残惜しそうに手を振ってくれる女児の可愛らしい姿もうれしかったですし、お二人のお子さんたちもお母さんたちも機嫌よく帰って頂けたのでほっとしました。またきてくださいね!お待ちしています。