西地区福祉委員会 6年生を送る会(餅つき体験)

2025年2月22日(土)於:西公民館

あと1ヶ月で、卒業を迎える小学校6年生と、地域の人たちとのひとときを過ごすイベントの”6年生を送る会”です。今年も小学校の教頭先生、子ども会育成会のお母さんたち、公民館やその講座の皆さん、レッツ(地域の青少年育成クラブ)の皆さんとご一緒に福祉委員会の委員たちは、巣立っていく子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごしました。

準備段階として、女性の福祉委員たちは、前日からの準備で、材料の買い出し、もち米を洗ったり、使用する道具の洗浄他、細かい準備をしていました。当日は大量のお湯を沸かしたり、餅の中に入れるあんこを丸めたり、大根おろしにポン酢を加えたり、きな粉に砂糖を混ぜたり等、公民館の食堂では下準備をしていました。

男性の福祉委員たちは、前日に春日丘八幡宮から重い!重い!餅つきの道具をお借りしてきて、道具をセッティングしたり、当日はもち米を蒸したりついたりしていました。薪で火を起こしての作業ですが、防災訓練の時もですが、皆さんベテランさんです。

公民館2階で、冨宅委員長の「餅つきの歴史と概要」のお話を聞いていた子どもたちが、外に出てくる頃には、そろそろ餅つきの準備ができました。

子どもたちもお母さんたちも見学をしていましたが、だんだんつくことにも興味を持ち出してきました。「ついてみたら!」との声に、次々と体験をする子がでてきました。

つきあがったお餅は柔らかくてフワフワしています。お母さんたちも丸めてくださいました。社協の里見さんも手伝ってくださいました。

用意されたきな粉などをつけながら、お餅を皆さん食べ始めました。出来立ては温かいとか、ものすごく伸びるとか、おいしいと言いながら、いくつもおかわりしている子どもたちもいました。

お母さんたちも、地域の人たちも皆さん一緒になって餅つきを一緒にしたり、丸めたり、そして食べながら、話も弾んでいました。

最後には、エビを入れてついたピンクのお餅も美しく出来上がりました。終わってもなかなか帰ろうとしない子どもたちもいましたし、寒い中お餅をいくつも丸めてくださったお母さんたちも喜んでくださって、こういう体験をする機会を用意してくださってと、ものすごく感謝されていました。地域の人たちの力が結集してできた行事です。本当に無事終えることができて皆さんがほっとしていました。

同時期に子どもたちのお抹茶の講座も公民館の和室でされていましたが、6年生の子どもたちが着物を着て、餅つきのお手伝いの皆さんにお抹茶の接待をしてくれました。礼儀正しい美しい所作の、その姿にも子どもたちの成長を感じました。和室には、「温故知新」という言葉の掛け軸がかかっていましたが、一期一会のお抹茶もですが、6年生たちと私たちの今回のふれあいが、末長く温かい地域の心を育てていくのではと思いながら、無事”6年生を送る会”を終えました。