西地区福祉委員会 第4回健康交流広場
2024年1月27日(土) 於:西公民館
今年最初の健康交流広場を迎えました。元旦からの能登半島地震、羽田空港の飛行機事故等で不安な年明けとなり、どれだけの方々が参加してくださるかと心配をしていましたが、26名の方々が参加してくださいました。西地区は東西に長い地域で、会場の西公民館が西の端にあることから、東の方の1丁目の方々が参加しにくいことがありましたが、今回は春日丘荘のカルガモ号に助けていただき1丁目の方々も何人も参加してくださいました。
受付けは、午後1時からですが、12時45分から早々といらっしゃる方もあり、開始の午後1時半前には参加希望の方全員が揃って、会場は始まる前から賑わっていましたので、少し早めの開会となりました。久寿里副委員長の開会の言葉の後に、冨宅委員長の挨拶がありました。
冨宅委員長は、能登半島地震でお亡くなりになられた235名の方々のご冥福をお祈りしましょうとお話をされ、社会福祉協議会の義援金箱を設置することを皆さんに紹介されました。また義援金と支援金の違いについて説明をされました。この義援金は被災者へのお悔やみや応援の気持ちを込めて送るお金で、被災した県が設置した「義援金分配委員会」によって、寄付された金額の100%が被災者に直接、公平に分配されることが特徴とのことです。また支援金は応援したい団体や関心のある団体を選んで寄付し、被災地の支援に役立ててもらうお金で、NPOやボランティア団体などによって使い道が決定され、復旧活動に役立てられるとのことです。
冨宅委員長の挨拶の後、今回指導してくださるブリリアントのお二人、藤井さんと澤原さんのご紹介があり、お二人の自己紹介がありました。その後、早速準備体操に移り、身体をほぐすだけでなく脳トレも交えながら楽しく身体を動かしました。
椅子に座って、足裏をしっかりと床に着けて膝を拳二つ分ぐらい開けて、背骨を延ばして、骨盤をしっかり立てて座る姿勢をとりました。
①両手でグッパーを繰り返す運動から始まり、指を折りながら1~5を数えていきます。両手同じ指を折った後、次は片方は親指から違う方は小指から折っていきます。その後、左右逆に指を折っていきます。また、親指に他の4本の指の腹を合わす手の指のトレーニングもします。
②首のストレッチです。前横に倒したり、首を回すときには、後ろの時はきつくしないようにとの注意がありました。どの首の運動もゆっくりの動作で行います。
③背中のストレッチです。手を肩において、その状態で腕を回すようにして肩甲骨を広げたり寄せて動かします。
④脇のストレッチです。あばら骨を延ばします。後ろに腕を伸ばして胸を広げます。
⑤膝を上げます。上げた足の膝の内側に手を入れて、足をぶらぶらさせます。膝を延ばしてかかとをつけて、太ももを延ばします。次に足首を回します。
⑥内腿のストレッチです。両足を広げて伸ばします。
次に立位の準備体操です。
①片方の手を胸に当てて、片方は当てずに、1~5を数えながら指を立てていきます。左右逆も行います。逆にも数えます。片方は1~5で、もう片方は5~1というように。声と指の動きなど、左右バラバラにするので脳トレになります。
②筋トレ(転倒予防)です。腰に手を置き、つま先を上げ下げします。
③椅子の後ろに立ってかかとの上げ下げをします。これはふくらはぎを鍛えます。
次に座って、
①ふくらはぎを動かすのに、膝を片方ずつ上げ下げします。
②手足を元気よく動かして歩く動作をします。股関節の奥を鍛えます。
③足を広げて閉じたりします。おしりの奥の筋肉を鍛えます。
声も元気に出す!うまくいかない時は大笑いで楽しい準備体操でした。初めての方で、大丈夫かなあと心配そうにされていた方も、この準備体操の間に笑顔になっていました。知らない方々ともご一緒に笑い合っていました。
ここからメインの『スクエアステップ』をします。13人ずつに分かれて行いました。スクエアの前の線を踏まないで、後ろは踏んでよいとの足の運びを教わりました。
①右左と進む。その逆で進む。
②1,2と進んで、3,4は両側に足を広げて進むのを繰り返します。
①②とも足だけに集中するのでなくて、手を付けてすると効果があるようです。杖を突きながらの方も一生懸命なさっていましたが、澤原さんが、頑張れば6か月で杖がいらなくなりますよと元気づけられていました。 藤井さんにお聞きすると、このスクエアステップは300種類ぐらいあるようで、楽しくしている間に足も元気になって、朗らかになり、転倒をしにくい身体になりますと教えてくださいました。
皆さんしっかり頑張った後で、会場の机といすをティータイムができるように設置しました。
身体を動かした後だけに、ケーキとコーヒーに皆さん満足されて、お話も弾んでおられました。もくもくと食べている方などお1人もいません。こうやってお仲間ができて一緒に身体を動かしておしゃべりをするのが健康の秘訣なのでしょう。また今回の指導者のブリリアントの藤井さんと澤原さんにも質問をされる方もいらっしゃいました。“健康に生きたい”という気持ちがあるのはうれしいことです。まだまだ話は尽きそうになかったのですが、閉会の挨拶があり、皆さんスタッフにお礼の言葉をかけながらお帰りになりました。またこれで楽しい地域の輪が広がりました。