西地区第13回防災訓練への 西地区福祉委員会参加協力
2025年2月15日(土) 於:茨木市立西小学校
コロナ時を外して、西地区では小学校、地域の自治会、公民館、各種団体と協力して、自主防災訓練には西地区福祉委員も参加協力してきました。
今年は、西地区自主防災会が予定をしていた2月11日の防災訓練に対して、茨木市の危機管理課が市内小学校区一斉防災訓練を2月15日に設定されたことから、自主防災会役員で話し合って、市の防災訓練に地元で長年してきたことを少し加味した防災訓練にしようという意見でまとまりました。なかなか市の訓練の内容と手順の情報が無くて、予定を立てる段階では苦労がありました。ただ非常時には、予定したメニューでなくて、その場に応じて臨機応変に行動ができることが望まれます。今回の訓練は、実際に災害が起きた時に、どう市役所の人が動き、地域の防災委員とのコミュニケーションがとれるかを確認するためにも、よい訓練になったように思います。

9:00 市役所の方々と、自主防災会のメンバーが訓練手順と役割の確認をしました。
9:10 正門の解錠方法の確認、建物安全点検の準備、建物安全点検の実施をしました。
その後、受付準備、防災機材の展示の準備、体育館の準備をしました。
10:00には各家で、地震後のシェイクアウト訓練をしてもらって、自治会毎にまとまって西小学校の方に徒歩で避難する訓練に入りました。
北春日丘は1~4丁目が東西に広いので、小学校から一番遠い1丁目は受付閉鎖の10:40までにはたどり着けなかった人が多かったです。それだけ時間がかかるのだということも今回の訓練での、高齢者や避難困難者たちのことを考える時に、注意する点でもあります。
受付の準備と開始の写真です。
受付に関しては、西地区では自治会毎で参加希望者の名簿が提出されていましたので、各自治会毎の名簿を作成して受付に準備しました。また当日に予約なしに来られる方の名前記入用紙も用意していました。市の方がそれを見て、『それでは今までの方法でしてください』ということでしたから、今までの西地区の受付方法を実施しました。前もっての参加希望者数は130名でしたが、終了時には215名でした。地域の呼びかけはもちろんですが、今回小学校から今回の防災訓練のことを保護者にも知らせてくださったのは大きかったと思います。今回は小学生たちの姿が例年よりも多くて頼もしかったです。
毎回自主防災会でしていることとして、福祉委員会も参加で、豚汁とおにぎりを作り、防災終了後には温かい豚汁で参加者に体を温めていただいています。
今年も、炊き出し訓練をしようと、受付開始頃には、釜の火おこしをしていました。

それと今回は、訓練の一つとして、防災機材の展示もしました。
防災委員の方々が参加者に説明をしていました。下の写真はその準備時の写真です。

受付の開始前から、小学校に近い人たちはどんどん集まってきました。お天気が良かったですが、体育館の中に入るまでの待機時間が長いと感じる人もいたようです。
体育館が開かれると、あっという間に体育館の中がいっぱいになりました。
トイレワークの説明と実演、参加者の体験
段ボールベッドの組み立て実演と参加者の体験
体験をしている中で、防災委員に質問を投げかけてくださる方もいて、説明をしながら皆さんの感想も聞いていました。皆さん訓練を通して楽しまれていたようですし、地域の協力の大切さを感じたようです。結構知らない人に手伝ってもらったとか、知り合いが増えてよかったと喜ばれていました。こういう一緒に作業をする機会を通して、地域の顔見知りが増えるのも、災害が起きた時には一番大事なことです。少しでもそういう輪が広がってくれたらと思います。
訓練終了後には、参加者の皆さんに、西地区自主防災会が用意していたアンケートに記入をしていただきました。156名/215名の回答がありました。家族連れや、小さなお子さんもいましたし、防災委員たちは参加者への対応でアンケートを書いていない人も多いので、73%の回答が集まったのはそれだけ関心をもって下さったと思います。
その後に、豚汁とおにぎりを皆さんに食べていただきました。
またお帰りには、市からのアルファ-米と、西地区からはビスコと、5年半保存できて冷たくても食べられるレトルトカレーをお土産として、参加者にお渡ししました。
啓発物品の写真
どうにか無事に終えることができてほっとしました。また参加者からは、大いに役立った+おおむね役立ったと合わせての訓練に対する評価が85%ありました。また訓練の内容の理解は90%近くの人が『できました』との回答がありました。訓練内容としては、普段水や食料のことの準備を気にしていたけれど、トイレがそれ以上に重要だと感じたという意見も多かったです。それぞれのアンケートの項目にも、また自由意見にも皆さん本当に熱心に記入してくださっていました。積極的で、前向きな回答が多いと、防災訓練に携わっている自主防災会とってはうれしいことです。また専門的な情報や提案や意見も書かれていましたので、アンケートの回答として終えることでなくて、生かしていけるように考えていきたいと思います。また今後のこういう訓練を持続してほしいという要望もありましたので、止まることなく、地域へも、次世代へもつなげる努力をしていきたいと思います。