西地区福祉委員会 憩いの家・金曜日
2024年9月6日、13日、20日、27日
憩いの家の9月は、第1~3金曜日は、新聞の広告用紙や包装紙を使用してかごを編みました。広告用紙をリユース、リサイクルの結果が次の写真で写っているかごです。編んだ上にラッカーを振りかけると、光沢のある茶色になって、上等なかごになりました。一つ作って要領が分かると、他の形のかごも作りたいと皆さん楽しんでいました。
第4週目は、保健師の柴田さんの健康講習会でした。まず今回は、皆さんの握力を測ることから始まりました。今日は13人参加でにぎわっていましたが、どれだけの握力があればよいか、はつらつパスポートの年齢別の表と見比べて一喜一憂!ほとんどの方が基準をクリアしていて満足されていました。
今回の健康講習会のテーマは『フレイル予防』でした。長寿であっても、健康でなくては満足した日々を過ごせません。そのためにも健康寿命を延ばしましょうとのお話でした。気づいて直そうとすればフレイルになりかけのところを改善できるとのことです。はつらつパスポートでは、フレイルチェックの表が出ていました。全部で25項目ありますが、その項目を集計していくと、どこに問題があるかを発見できます。運動機能、栄養状態、口腔機能、閉じこもり、認知機能、心の健康と6項目に分けられています。数人の方の結果を聞きましたが、どこも引っかからない人もいましたし、3個あったという方もいました。憩いの家に来られている方は、それだけでもフレイルの壁をクリアしているのでしょう。
2019年の茨木市のデーターで、介護が必要になった原因を見ますと、骨折が一番の原因になっています。運動機能の低下で転倒しやすくなって寝たきりになった人が多いようです。
家事は大切な運動機能の維持になります。買い物に行く、掃除、洗濯、料理すべてを自分でこなし、自分でできる軽い体操を持続することでフレイルは予防できます。規則正しい生活と、必要な栄養が摂れる3度の食事も大切です。血と筋肉のためにはたんぱく質摂取を、また野菜は体の調子を整える働きがあり、血圧を正常に保ったり、余分な塩分を尿中に排泄を促す作用があります。乳製品は骨に吸収されます。
金曜日は、手作りで手作業をしていますが、それは脳に刺激を与えて良いだけでなくて、皆さんがおしゃべりをしながら手作りすることで、社会的フレイルを防げるとのお話もありました。誰かとおしゃべりをするのは心理的・認知的フレイルも予防できます。
今回は13名の方が参加しました。皆さんはまだお元気ですし、これから講習会での内容を実行していったら、さらに健康的な日々を送ることができそうです。
★10月『憩いの家 金曜日』の予定は、冨宅由美子先生の刺繍教室です。