西地区福祉委員会 憩いの家・金曜日

2024年11月1日、8日、15日、22日 刺繍を楽しむ!

先月から引き続き、刺繍のコースターを皆さん作成されていました。一つを完成されて、二つ三つと挑戦されている方もいますが、まだまだの人もいます。そんな人のことを『ほっとけないのでしょう』冨宅由美子先生がいらっしゃって、一人一人に細かくその方に合ったご指導をされていました。またどうしても完成できない方は、12月に何日かご自宅で指導してくださる約束をなさいました。一度手掛けたものを皆さんに完全に仕上げてほしいというお気持ちが強いのだと思います。

まだお客さんがいらっしゃる前に、冨宅先生に作品の出来具合を見ていただく福祉委員や、台所で喫茶の準備をしている福祉委員もいます。どうしても福祉委員のスタッフは、お客さんを一番に考えていますので、自分たちの作品仕上げは後回しになります。でも家で刺繍をしてきたりしながら頑張っています。

しばらくしたら、刺繍の指導のサポーターさんたちが3人もいらっしゃいました。またお客さんが9人も!全部で18人の参加でした。

憩いの家の久寿里さんの写真の展示ですが、文化展以後変わりました。北海道の風景の写真が多くなっています。雄大な自然をバックに刺繍をしたり、おしゃべりをして気持ちがおおらかになりました。また水曜日の憩いの家ウオーキングの三色彩道の写真と、金曜日のいきいきサロンウォーキングの時の、さらに紅葉が進んだ三色彩道の写真を皆さんに見ていただくと、「居ながらにして紅葉が楽しめる!」「その道から千里中央まで歩いたことがある!」「どのようにして行くの?行ってみたい!」等の声が次々出てきて、「きれい!すごい!」と、声が上がりました。

次々人が集まってきて、テーブルの周りの椅子も満杯になって皆さん刺繍に熱中なさっていました。男性お二人は別室で、お話を楽しまれていましたので、参加させていただきました。普通に思われている童謡の歌詞の本当の意味とかを教えてくださいました。『赤とんぼ』の歌詞には、寂しい子どもの気持ちがこもっているなど、意味を考えずに歌っていたなあと思います。ただ旋律がどうも物悲しいので、何かあるのではとは思っていました。『赤い靴』にしても以前横浜の波止場に行きますと記念碑がありました。そのアメリカに行ったであろう少女が早く亡くなったようだとの話も書かれていましたし、日本の歴史の中には悲しい物語が現存していたようです。その他『ちょうちょう』の歌も、あれは明治以降にできた歌とのことです。日本にはもともとモンシロチョウがいなくて、中国からキャベツや菜の花系の十字架植物の野菜が入り、モンシロチョウの卵がそれについていて、日本で飛んでいるとのことでした。3人はそういう話をしていました。

刺繍の方には、アメリカ人とフランス人のお二人も参加して、冨宅先生のご指導を受けて刺繍を頑張っていました。フランスの人は結構進んでいたので、「今したのですか?」とお聞きしたら、4日かかっているとのことでした。難しいとおっしゃりながらも、お二人とも楽しそうでした。

早くできている人は、まだの人に教えながら和気あいあいと作業が進んでいました。高齢者になると老眼で細かいことはだんだん苦手になっていきますが、おしゃべりして、先生もついて教えてくださって幸せな教室になっていると思います。皆さんが作った刺繍のコースターでお茶を楽しむのももうじきです。