西地区福祉委員会 憩いの家・火曜日

2024年11月26日

今月最後の憩いの家の火曜日の喫茶サロンですが、いつも明るく笑顔の素敵なアメリカ人のCさんが母国に帰られるとのことで、知り合いの方々が集まりました。

アメリカ大統領がトランプさんになって少し心配なので、また日本に戻ってきたいとのことです。もちろん彼女には戻ってきてほしいと私たちも思っています。

フランス人のJさんも来られて、また日本語教室に通っていらっしゃるイエメン出身のNさん親子も、日本人の親子もそろいました。また高齢のご近所のお二人もお客さんとしてこられて英語や日本語が飛び交う楽しいサロンとなりました。

お別れに派手なことはしませんが、手作りの抹茶ゼリー、食パン、パッチワークのプレゼントを作成してきたスタッフがいました。久寿里さんの本格派のコーヒーをいただきながらおしゃべりも弾んでいました。

小学生の子どもも後からやってきてくれて、お年寄りの前で宿題をしていましたが、みんなに「よくできた!」とか、「そうではないよ!」と声をかけてもらいながら、あっという間に宿題を終えていました。その子の弟は、以前から子育てサロンでもイエメンの女の子と知り合いなので、初めは離れていましたが、一緒にじゃれたりしていました。ところが男の子はブロックで遊び始めると熱中!女の子はそれを崩そうとしましたが、しまいには両方が崩してバラバラにしていました。

女の子は、お母さんが日本語を習っている間に、アメリカ人のCさんが妹をあやしていたので、そのそばで一緒にくっついていました。「幼稚園は楽しい?」と女の子に聞くと、首を横に振っていました。「お友達はできた?」と聞くと、首を縦に振っていました。お母さんよりも、早く日本語を覚えていたイエメンの女の子ですが、まだまだ日本の幼稚園には完全に慣れていないのかもしれません。ただ、久しぶりに会った印象は、目がしっかりとしていて頼もしい感じがしました。妹の方は人見知りがなくて、誰にでもにこにこと笑顔を振りまいていて、お母さんがそばにいなくてもCさんに抱かれてゆったりとしていました。Cさんは、子どものあやし方が本当に上手です。

スタッフの手作りの抹茶ゼリーは、甘さも控えめで上品な味でした。皆さんも「つるんとして美味しい」といただきました。

フランス人のJさんも12月には、フランスに帰って母国のクリスマスを親戚でお祝いするとのことです。今は戦争があるので、アメリカに行くのは良いのですが、ヨーロッパに行くのは以前よりも遠回りをするので時間がかかります。世界は狭くなったようで、いざ出かけるとなるとやはり遠いです。こうやって数時間の出会いも良い思い出として残っていくでしょう。

皆さん、手作りのスタッフのもてなしに、気持ち良い時間を過ごせたようです。結構雨が大量に降っていた日でしたが、16人も集まり、Cさんとの別れを惜しんでいました。またいつか会える日を楽しみにしています。