西地区福祉委員会 『第2回健康交流広場』

2024年7月27日(土) 於:西公民館大会議室

猛暑での熱中症やコロナ流行を心配されましたが、福祉委員のスタッフも含めて44名の参加で、今回の健康交流広場を開催することができました。前回に比べると、人数がだいぶ増えたので、裏方さんの準備も大賑わいでした。今回は熱中症の心配もありますので、いらっしゃった方には水と塩分チャージのラムネのような飴をお渡ししましたが、何杯もお水を飲まれる方もありました。それほど暑さが厳しい日でした。

冨宅委員長もご挨拶をされましたが、脱水症の話をされ、単なる水分の不足は水欠乏脱水症ですが、汗もいっぱいかいて水分だけでなく塩分も欠乏しますが、水分よりもナトリウムが多く失われた状態をナトリウム欠乏脱水症、両方が欠乏するのは混合性ナトリウム・水分欠乏脱水症と言って危険なものだと紹介されました。予防としては、空調を利用して高温多湿の環境を避ける、栄養バランスの整った食事をする、規則正しい生活をして体力を維持する、水分をこまめにとる(1L/日)、食事の時や起床時、お風呂上りにコップ1杯約150ccくらいの水分をとるのを目安にすると良いようです。

今日はイベントとして、変面ショーを楽しみました。何枚かは写真でご紹介をしますが、全部ではありませんが、ビデオでもご紹介をします。

変面ショーの演者の里さんは、福祉委員の室田さんと小・中学校の同窓生というご縁で今回来ていただきました。

本来は変面を13回されるようですが、今回は10回してくださいました。鳥取の温泉で燕趙園では、中国の雑技団の方が芸を見せた後にこの変面ショーをされるようです。

里さんは、珍しい中国伝統の変面ショーをご自分で勉強なさって、この変面ショー用の衣装も購入、曲も変面ショー用のを使用しての演技でした。神戸の南京町でも中国の方がされていて、四川省に感情の変化を表現するのに、瞬間に変面させていく劇があるそうです。プロの方は音楽を使ったり、ドラを使って、面にあった演技をされます。例として猿というと孫悟空、女性というと三蔵法師を表現するそうです。

里さんは、普段は介護関係の仕事をされておられ、そこから変面にたどりつかれたそうです。中国では、各地で伝統芸能を小さい時から仕込まれていて、独自の物を持っていますし、柔軟性のある身のこなしで表現されます。里さんは、ボランティア活動として、皆さんが喜んでいただければ嬉しいし、皆さんの反応の良さでご自分が元気をもらえますと話されていました。

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福祉委員の室田さんが、その後歌体操の指導をしてくださいました。その前に、お話がありました。

日本の100歳以上の高齢者の約9万人うち、約1万人が男性、約8万人が女性です。令和6年5月31日現在の茨木では、100歳以上は146人で、そのうち17人が男性、129人が女性です。また、15歳以下が38,180人(13.35%) 生産年齢が178,764人(62.5%) 高齢者が69.094人(24%)です。

100歳以上の8割が認知症で、その8割のうちの5割が寝たきりです。認知症予防のためによく食べる、よく歩く、歩きながら外に出かけるを心掛けましょう。PPK(ピンピンコロリ)、ATM(明るく楽しく前向きに)、GNP(元気ニコニコぽっくりと)を目指して、自分を励ましながら、『てくてく、かみかみ、にこにこ、わくわくと』をしていきましょうと話されました。

歌体操は、他に『富士山』の歌に合わせて、ふりを付けて体操をしました。その後皆さんは、ケーキとコーヒーでのおしゃべりを楽しまれていました。

今日は皆さん、びっくりしたり、大笑いをしたり、楽しかったと満足そうでした。

次回も皆さん、お元気でお会いしましょう!