玉島地区福祉委員会10月いきいきサロン

<ボッチャ体験>

朝夕めっきり寒くなり、気づけば木々が色づいてきました。 10月25日(水)午前10時から、玉島公民館でいきいきサロンを開催しました。ボッチャというニュースポーツをインストラクターの幸(ゆき)さんから説明を受けました。

まず、いぶかる参加者の顔をほぐすためホワイトボードに『幸』の文字。「これ、私の名字です。ゆきって読みます。名前の方もめでたいんですよ」って。顔が「ほぉー」ってほころびました。つぎは、体。「右手を胸にグー。左手は前にパー。」できた!「じゃぁ、入れ替えて」えっ!「はい、グー、パー、グー、パー」できない!こんな時、大抵笑ってごまかします。あちこちで笑い声が。

ボッチャは、シニア世代でも気軽に楽しめるゲームです。青と赤のチームに分かれ、各々ボールを投げどれだけ白色のジャックボール(的)に近づけるかという単純なものですが、それが案外難しいのです。ちょっと加減をすると届かない。かと思うとコートからはみ出す。ボールがバウンドしたり、しなかったり。相手チームのボールに追い出されたり、小突かれたり。インストラクターは、いろいろアドバイス してくだされるのですが、なんとも予測しがたい飛び方、転げ方をするボールなのです。1球投げる度に、あちこちでため息が出たり、ガッツポーズをしたり、みんな全集中。わくわく。ドキドキ。

クライマックス。持ち球が、減ってくると勝敗が見えてきて諦めムードが漂ってきた赤チーム。「あとは、他力本願のみ」「どうか青色ボールが、赤色ボールにぶつかって的ボールに近づけて」なぁ~んてズルいことを祈ってしまう。するとどうでしょう、青いボールがポーンと赤いボールの上に落ちて、コツンと赤いボールを的の白いボールの横に転がせた。

「やったー!」「うそー!」「信じられない」・・・云々。思わず椅子から立ち上がり、跳びあがる人も。てんやわんやの大騒ぎ。敵も味方も大きな声で笑って、拍手して、相手を讃えて大いに充実。

もうみんな童心に返って、一時間前の顔と全く違っていました。

あんまり興奮したので、帰る前に保健師さんに血圧検査していただく姿も。

年を重ねると、どうしても新しいことに挑戦することに及び腰になってしまいがちですが、してみると案外楽しかったりして、脳と体に刺激を与え、心をリフレッシュさせてくれます。いつまでも若い心でいたいですね。

次回は11月22日(水)10時からです。幼稚園児たちが可愛い姿を見せにやってきてくれます。是非お友だちも誘っていらしてください。