― 14年前の3月11日14時46分 ―

「3.11の経験を忘れず、そして教訓として”備え”を」

 あの日、あの時、関西に住む私たちは、仕事に学校にと普段どおりの生活を送っていました。何気ない日常、でも、あの瞬間、周囲には緩いゆっくりとした揺れを感じた、軽いめまいを感じたと言う人もいました。皆さんの当時の記憶はどうですか。

 まさか、その軽い揺れの原因が、東北の巨大地震によるものとは誰も想像しなかった。遠い東北で何が起こっているのか、矢継ぎ早にテレビやマスコミで流れる津波や原発事故の映像。被害を受けた街や逃げ惑う人々の姿が、現実のものとしてなかなか受け入れられなかったことを思い出します。

 人は、月日が経つと記憶が薄らぎ忘れていきます。
 けれど、記憶を風化させずに語り継ぐこと。それが当時を経験した者の役目であり、次世代の人たちの“命”を守ることに繋がると思います。

 ここ数年、全国各地で大規模な自然災害等が発生しています。記憶に新しいのは東北の山林火災です。いつ何時、人々は災害に巻き込まれるかわかりません。経験せずとも各地で起こった事象に気持ちを寄せ、人々の悲しさや悔しさに共感する。そして忘れかけた記憶を呼び戻し、自分で、また仲間と共に何が出来るか、自分らしい“災害ボランティア活動”を探してください。

 本協議会では、災害時のボランティア支援を強化するため『災害時におけるボランティア支援に関する協定』を結ぶ市内企業や団体等を増やしています。各団体等と災害ボランティアセンター設置合同訓練を実施するなど、市内の支援ネットワークの拡大と強化を進めています。
 また、定期的に茨木の地でも災害に備え「防災や減災」を地域の皆さんと一緒に考える機会を作っていますので、ご興味がある方は、一度、ボランティアセンターに足を運んでみてはいかがでしょうか。お待ちしています。 _(._.)_

 さて、ボランティアセンターから皆さんへのお知らせです。
 令和7年3月27日(木)午後2時から、おにクル7階『市民活動センター“きゃぱす”(市民交流スペース)』で「災害ボランティア養成講座」を開催します。

 今回の内容は、茨木市内のハザードマップの見方や災害時のボランティア支援等となっています。「自分が住む地域がどうなっているか?」を知る機会です。
 ぜひ、ご参加ください。
 詳細は、茨木市社会福祉協議会ホームページをご覧ください。